ここは跡地です
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バニラ
最近、うどんを食うようになった。
普通のことのように聞こえるが、オレは過去に不幸な出来事を経験したので、もう10年以上にわたって自らの意思でうどんを食したことはなかったのだ。おばちゃんの呪縛から解放されたのかも知れない。
なんの前提条件も無しにアイスクリームの話をすれば、たいていの人はバニラ アイスクリームを想像するだろう。うどんであれば、関西の人なら 多分きつねうどんだろうし(関西で生活していた間うどんを食べなかったので、本当の所はわからない)、讃岐の人なら 釜揚げとか生醤油うどんとかで、博多の人なら、ごぼう天うどんがバニラだと思う。
これがラーメンになると、福岡で生まれ育ったオレには無条件にとんこつラーメンが思い浮かぶわけだが、このことで痛い目を見ることがある。
以前、いつもの定食屋さんが休みで、みんなでラーメン屋に行ったとき、外の博多ラーメンの看板を見ていたオレは脊髄反射でカタ麺とオーダーした。しかし、出てきたラーメンは卵麺だった。オレ的趣向では卵麺でカタ麺はありえないのに。そもそも、卵麺で博多ラーメンはありえないのだ。ついでに言うと、ここんちはスープもぬるくてまずかった。
今日、新大阪で乗換えの時間が25分ほどあった。腹が減っていたので、コンコースの札幌ラーメンに入った。当店は時間の無いお客さまのために、スピーディーにどうちゃらこうちゃらと入り口に書いてあった。よくわからないが、しかし、オレにとってのバニラなラーメンは、カウンターに座って3分以内に出てきて、3すすり半くらいで麺を平らげてしまうもの(実際には、これは若いときの残像)なので、25分の待ち時間は余裕なはずだった。しかし、ラーメンはなかなか出てこなかった。こんなにラーメン屋で待たされたのは初めてってくらい待たされた。多分、今年1年のラーメン屋での待ち時間の累計くらい待たされた。
時間が迫ってきたので出ようかと思う頃にラーメンは出てきた。仕方がないので、時計をにらみながら慌てて食べる。ひどく熱いのでなかなか箸が進まない。いよいよ間に合いそうになくなったので切り上げて出た。店を出るとすぐに、コンコースの時計がオレの時計より遅い時刻をさしていることに気がついた。ホームの階段を駆け上がったとき、オレが乗るはずだったレールスターが走り出すのが見えた。
オレは福岡に生活拠点を移したのだから、もう福岡以外でラーメン食べるのは止めよう。福岡以外の土地では、福岡のアベレージ程度の店に行き当たることさえ期待できない。味に期待できない上に、それに起因する失敗を受け入れるのはハナハダ容易ではない。福岡以外で生活したことなかった昔のように、博多ラーメンと、それ以外の、ラーメンのようなものとは 分けて考えよう。
そういえば、福岡のうどんも他所のうどんよりもやわらかかったりする。ラーメンはカタ麺で、うどんはヤワ麺が福岡におけるバニラ。刷り込まれた印象は簡単には拭えない。
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