ここは跡地です
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機械系3次元CADを選ぶときに是非気にした方が良いだろう2つのポイント
SpaceclaimってCADがあるのを知ったので、早速デモ版を入れてみた。かなりおもしろい。よくできてると思う。
だけど、よくできてるからこそ、1時間も触らないうちに、これに金を出すことはないだろうことに思い至った。気に入らない点が2つあって、それがどうしても譲れないことのように思うので、それを書きたい。
つまり、
1. 規格に則った図面が描けること。
2. 他のCADと同程度に中間ファイルの読み書きができること。
の2点だ。
Spaceclaim使っていて思いついたけど、他のデモ版をダウンロードできるようにしてあるCADは、たいていクリアできない。ハイエンドと呼ばれるCADだって、限界が上のほうに来るだけで完璧な対応はできていない。

1.について。
CADが設計支援なら、最終のアウトプットは図面だ。20年前でも信じられなかったが、21世紀の今、ペーパーレス社会なんて話は誰も信じていない。3Dデータ渡しで物を作れるのは、産業ピラミッドの上のほうの人たちだけで、そういう人たちは、SpaceclaimのクラスのCADは使わない。下流に行くほど図面の価値が上がって、最下層のホビーユーザーこそ、図面が出てこないと話にならないと思う。Spaceclaimはホビーユーザーでも買えるような価格設定になっているが、CADをいじるのが趣味な人しか満足できないと思う。
ノンパラメトリックは確かに良くできている。パラメトリックのパイオニア、PTCの元重役がやってるらしいから、次は、ノンパラメトリックが来るのだろう。正直、これで複雑な設計ができるのか疑問だが、パラメトリック・フィーチャーベースに変わったときにも同じように思った。今は、パラメトリック以前は、どうやってたのか思い出せないくらいなので、慣れの問題だろう。だけど、最終のアウトプットが図面であることは、オレが現役でやってるうちは変わらないだろう。どうやってもゴールにたどり着けないなら、途中経過がどれだけ速くても何の意味があるだろう。
ちなみにSpaceclaimには寸法を入れるのは寸法ボタンが一つあるきりだ。何のオプションもない。長さと径はかろうじて入れれるが、面取りは無理だ。

2について。
ホビーユーザーじゃないなら、おそらくお客さんがいて、多数の取引先があって、ということになる。当然、中間ファイルでのデータ授受が必要になる。例によって、産業ピラミッドの上流の人はファイルフォーマットなんか気にしなくて良い。V5を入れていないメーカーさんには出しませんから、と言える。下流に行けば、そういうわけにはいかない。
例えば、IGESは、すべての規格を満たしていることを要求していない。サブセットしか備えてなくてもIGES対応を名乗ることができる。CAD側はそれでいいだろうが、ユーザーはどうか。お客さんから回ってきたIGESの認識率が常に劣っていたらどうなのか。
Spaceclaimをインスパイアしたと思われるIronCadは、手持ちのIGESファイルを読めなかったので30分も使わなかった。Spaceclaimは、いろいろ読めるのが売りだけあってがんばっていると思う。3Dに関しては。よっぽど図面はオマケだという思いが強いらしく、DXFがうまく読めない。某所ではAutodeskのライブラリを使っていると書いてあるのに読めない。その記事にも、やはり読めないと書いてあった。なんでだろう。

ずっとAutocadは嫌いだったけど、売れる理由がわかった。Autodeskの社長はずっと紙の図面がなくなることはないと言っている。Autocadなら、効率はどうか知らないが、がんばれば図面を仕上げることができる。Autocadなら、他はどうかわからないが、dxfが読めないはずはない。
ただAutocadは60万円する。デモ版がダウンロードできるCADはだいたい20万円から30万円くらいだ。100万円出せば、まとまな3D CADが買える。400万円出せば、より満足のいくのが買える。Spaceclaim LXの13万円は、がんばっていると思う。ただ、図面が描けないCADは、オレには必要ない。
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