ここは跡地です
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ミニベロ
ビアンキ

やってきた。
かわいい。
早速乗ってみたわけだが、なんというか不思議な感じだ。まず顔がフロントタイヤの上にある。本気で走ると前につんのめりそうになる。あくまでイメージだけど、本当に起こりそうでちょっと怖い。
ひたすらこぎ続けないと前に進まない。ちょっと颯爽とというのとは違う。まあ、タイヤが小さいからしょうがねえか。ちんたら走っているとフラフラするし。
でも、逆に一歩目はらくらくこぎだせる。当然、小回りだって利く。これが朝の自転車通勤ラッシュの中で有効になる予定なのだが、正直言うとママチャリの方が楽かもな。でも、なんとか王女の瞳の色には変えられないのだ。ビアンキならママチャリでもこの色なのだが、それはいいじゃないか。
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京都で、
京都は寒いですね。ドイツほどではないですけど…。と、挨拶してきたのだが、帰ってみると福岡も寒かった。
人づてに、おばちゃんの指令を受け取ったので、早速実行に移した。おばちゃんには逆らえないし、オレもずっと連絡とりたかったのでちょうど良かったしね。
ところで、オレは2000年以降は会社にいることが少なかったし、訳あって食堂を利用しなくなったので、その場にはいなかった。これは後から、おばちゃんに聞いた話だ。おばちゃんの言うことだから基本的には、特に枝葉の部分については信用できないのだけど、オレはこの話はなんとなく本当だと信じてる。
当時、彼は悩んでいた。人間関係で、という風に理解してる。正直言うと具体的な内容は知らない。でも、まあ、いつものように遅く昼飯を食べ、いつものように愚痴を言い合ってたんだと思う。で、おばちゃんが気がついたら、彼がぼろぼろと泣いてたって。”でも、僕は、今、こんな中途半端で辞められないんです”と言って泣きだしたと。そして、聞いていた一人が”みんな、見てるよ”と言って、慰めたと聞いたような気がする。というか、いざ書こうとすると細部は全然覚えてないや。所詮、おばちゃんの話だからな。だいたい、誰にも言うなって言われてたし。
いつもだったら無視して、言ってまわってだろうけど、男が涙したことに触れるべきではないという、おばちゃんの意見に賛成だったので、誰にも話さなかった。考えたら、この話だけだね、誰にも言わなかったの。
でも、まあ、いい話だと思ったのは間違いない。彼らのそういう関係がうらやましいと思ったよ。今、2人は離れて、全く違う生活をしてて、ひょっとしたら、この先、もう会うことはないのかも知れない。思い出すことも段々と減ってくるかも知れない。でも、2人の、おばちゃんに聞いたときは3人か4人だったような気がするけど、それぞれがそれぞれを思う気持ちは変わらないと思うね。
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